弁政連ニュース

インタビュー江田五月法務大臣にきく

法の支配が国民生活の基盤

江田五月法務大臣にきく

平成23年3月4日
江田五月法務大臣(岡山弁護士会所属・20期)を梶谷剛理事長・飯田隆広報委員長・鈴木善和幹事長・柳楽久司本紙編集長が法務大臣室に訪問し懇談した。


― ご就任おめでとうございます、と申し上げてよろしいのでしょうか。まずは就任にあたってのお気持ちと抱負をお聞かせいただけますでしょうか。

突然の就任で、まさに青天の霹靂でした。わずか1年半の間で4人目ですからね。一日も早く、お祝いを言われても素直に喜べるよう、頑張って成果を上げたいと思います。法の支配というのは国民生活の基盤中の基盤ですので、国民の皆様がこの国に暮らす幸せを実感できるよう全力を尽くします。

― 重点的に取り組みたい課題は。

何よりもまず、検察に対する国民の信頼を回復することが急務です。取調べの可視化や検察の内部チェック体制の整備は、早急に進めなければなりません。法曹養成制度の再検討も急ぐ必要があります。他にも民法改正、会社法制、行政事件訴訟法の見直しや死刑問題など、課題は山積しています。

― 弁護士業界へのメッセージを。

司法サービスを提供し、法の支配を具現化する役割を担っているのは、弁護士のみなさんです。しかし未だに、弁護士や司法に対する国民の不満はまだまだあると思います。特に若い弁護士の人たちには、「社会の木鐸」や「地の塩」という言葉を風化させず、法曹を志した初心を忘れずに頑張って欲しいですね。

(聞きて柳楽久司本紙編集長)

江田法務大臣を囲んで
江田法務大臣を囲んで


▲このページのトップへ