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弁護士議員に聞く


仁比 聡平 議員
仁比 聡平 議員

参議院・比例(日本共産党)
福岡県弁護士会会員

(インタビュアー 企画委員会副委員長 武山 茂樹)

法曹から国会議員を目指したきっかけ
憲法を活かすために闘う議員を目指して

私は、九州で、四大公害訴訟の時代に生まれ、育ちました。大企業の合理化も進んでおり、人が道具のように使い捨てにされる、そのような社会の矛盾に怒りを覚えました。そして、京都大学に進学し、憲法を実現するために立ち向かう弁護士の姿に感動し、司法試験を受け、少し時間はかかったのですが弁護士になりました。その後、共産党から立候補の要請を受け、最初は断っておりましたが、「器かどうか決めるのは君ではなく国民なんだ」という言葉に動かされ、国会議員になりました。

法曹資格が議員活動に与える影響
リーガルマインドと法曹のつながり

まず、実定法の全体像を把握しているので、日本社会の諸問題が、法的にみてどのような問題になるのかを端的に把握できます。政府の狙いが政府提出法案にどう表現されているのか、また面前の問題解決のためにどのような議員立法が必要か、考えることができます。さらに、憲法の理念に根差したリーガルマインドを学んでいるので、立場が違えど、目の前の問題を解決するための建設的な議論を行えます。また、法曹同士の横のつながりも強いので、日弁連や弁政連などから知恵や力をいただけるのも貴重な財産でしょう。加えて、法曹資格をもった議員同士で問題意識を共有しあうこともあります。家族法改正問題等や無戸籍問題などで情報交換を活発に行いました。

実現したい政策課題
戦争法案の廃止と治安立法の阻止

憲法が定める国民主権は豊かな中身を持っています。憲法が生きる時代を作るために、戦争法案「安保法制」の廃止を求めたい。また、特定秘密保護法・盗聴法・新共謀罪など、治安立法の動きが強まっていますが、そうした動きを阻止し、デュープロセスが保障される社会を作るのも私の役目だと思っております。

法曹へのメッセージ
法曹を志した原点を忘れずに、仲間を大事にして

法曹とは、自らの良心に従い、権利と自由の実現のために闘うものです。ただ、現在は、法曹の経済的基盤が弱くなってきて、その志を貫徹できない状態になっている。それは「自己責任」などという言葉で片付けられるものではなく、制度や社会の問題です。思想や政治的な立場は違うかもしれないが、力を合わせて、司法修習生に対する貸与制の見直しなどをきちんと議論し、法曹の経済的基盤を確立する方向に政権を動かしていきましょう。


しっかりとした政治的信念を持ちながら、あくまで論理的に考えていく、まさに「温かい心と冷静な頭脳」をお持ちだと感じました。さらに、法曹をとりまく困難な状況を解決しようという強い意欲が伝わってきて、法曹として力を合わせる必要性を再確認しました。(武山茂樹)


>>丸山和也議員


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