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弁護士議員に聞く


若狭 勝議員
若狭 勝 議員

衆議院・比例東京(自由民主党)
第一東京弁護士会会員

(インタビュアー 企画委員会副委員長 永井翔太郎)

法曹から国会議員を目指したきっかけ
公益の真ん中で仕事がしたい

検事として26年働いた後、裁判員裁判が始まったのを機に、弁護士として働き始めました。一般市民を相手に弁護士としての主張をすることは意義深いと考えたのです。その後、平成25年の参議院選挙で出馬の話がありました。もちろん弁護士の仕事も公益性の高いものですが、60歳を前にして、社会のため、国のため、公益の真ん中で仕事がしたいと考えて国会議員を志しました。

参議院選挙では当選しませんでしたが、平成26年の衆議院総選挙で当選することができました。

法曹資格が議員活動に与える影響
事実をみる目と心のまばたき

国会議員の仕事は、基本的には過去の事件の解決が中心の弁護士の仕事と比べて、未来の問題を考え、また多数当事者の利害を調整する仕事であって、両者は異なる点も多々あります。それらの違いがあることを踏まえて、法曹としての実務経験を国会議員の仕事に活かしていきたいと考えています。

例えば、私の26年の検事生活を通して「事実をみる目」が養われたと自負しています。「心のまばたき」と呼んでいますが、客観的な事実関係の筋からだけではなく、相手の心理面からも事実は何か、問題は何なのかといったことをみるようにしています。

実現したい政策課題
刑法や家族法の法改正など

強姦罪は、一般的に性的自由に対する罪とされてきましたが、女性の性的自由のみならず女性の尊厳や人権を侵害する非常に重大な犯罪です。明治時代に定められた現在の刑法の強姦罪関連の法改正を実現したいと思います。また、現在、刑訴法や債権法など基本法の改正が進んでいますが、今後は、社会の基層にかかわる難しい争点である家族法の改正にも取り組んでいきたいと考えています。

社会の変化に伴って法律が改正されますが、新しい法律が社会を変えることがあると考えています。

議員になった実感と法曹へのメッセージ
法律家のまま国会議員になりたい

私は議員になった実感をあえて持たないようにしています。国会議員になりたいというよりは、法律家のまま国会議員の仕事をしたいと考えているのです。今は議員バッチしか付けていませんが、心の中では国会議員と弁護士の二つのバッチを付けていると思っています。

法的感覚・思考は、立法者にとって必要不可欠です。法曹が身をもってわかっているところかと思いますが、法律は天秤であり立法では利害を調整する能力が必要となってくるのです。今後多くの法曹が国会議員として立法に携わるようになることを期待しています。


法律家のまま国会議員の仕事をしたいという言葉が印象的であり、国会議員として自らの専門性をいかんなく発揮されようとする姿勢に共感しました。テレビ出演などで拝見していた印象のとおり、地に足のついた政治家であるとお見受けしました。(永井 翔太郎)


>>吉村洋文議員


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