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弁護士議員に聞く


井野俊郎議員
井野 俊郎 議員

衆議院・群馬2 区(自由民主党)
群馬弁護士会会員

(インタビュアー 企画委員会委員長代行 豊田賢治)

法曹から国会議員を目指したきっかけ
もともと政治家志望

私は、もともと学生のころから政治家を志望していました。政治家へ志望しつつ、社会そして社会的弱者の立場を知りたいと思い弁護士を志しました。

弁護士登録から2 年と少し経ったころ、偶然にも生まれ故郷の伊勢崎市議会議員に立候補させていただく機会をいただき、市議に当選しました。その後、市議会活動をしていたところ、自民党群馬県2 区の支部長が公募されることになりました。その際、私の周りの市議の皆様が私を支部長に推してくれ、支部長選挙に当選し、自民党の公認を得ることができました。

その後、2012年、2014年の選挙に自民党公認候補として出馬し、当選することができました。

法曹資格が議員活動に与える影響
法曹資格より地元・国民目線で

国会議員として活動していくにあたり、法曹資格自体が重要な場面は必ずしも多くないです。強いて言えば、法務部会に所属して発言することができることくらいでしょうか。私は、国会議員として「弁護士出身」を強調するよりも、地元出身者又は国民の代表として地元又は国民目線での政策立案を重視しています。この点で地方議会議員の経験を積んでいたことが非常にプラスとなりました。

実現したい政策課題
司法制度改革、民法改正

司法制度改革については弁護士の視点、現場の視点から申し上げたいことが多くあります。現在の法科大学院というお金と時間がかかる法曹養成制度では、一部の有為な人材が法曹に入って来られなくなってしまっていると思います。真に志があり、能力を持った人間が法曹の世界に入って来られる司法制度に変え、より長期的な視点をもって合理的な司法制度を構築していくべきと考えます。

また、民法改正の議論が始まっています。一番影響を受ける法曹界こそ、もっと声を挙げていただきたいと思います。ただでさえ一部の議員のみで議論がされていますので、弁護士出身議員の立場からしても、本当に現場に必要な民法のあり方を議論すべきではないかと考えます。

議員になった実感と法曹へのメッセージ
目の前の依頼者を大切に

私自身は、途中から政治家に転身してしまったのですが、弁護士として常に心がけていたことは、「初心を忘れないでほしい」、「目の前の依頼者を大切に、自分に何ができるのかを真剣に考えて、一つ一つの事件に全力を尽くしてほしい」ということです。信頼を一つ一つ積み上げていくことが大事だと思います。


井野議員の地元重視の思考は自由民主党の強さの根幹ではないかと感じました。井野議員は、弁護士出身ということにとらわれず、一方で法曹資格も一つの武器として、地元視点で国政に対して率直な意見を述べることのできる有為な政治家とお見受けしました。(豊田賢治)


>>濵地雅一議員


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