弁政連ニュース

クローズアップ〈座談会〉

若手会員弁政連の活用を語る
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東京本部・企画委員会での活動

【出井幹事長】ありがとうございました。それでは東京の関口さん、松山さんに伺います。お二人とも企画委員会ということですが、企画委員会の活動をお聞かせいただけますか。

【松山氏】私はいちばん活動歴が浅いと思うのですが、まず山本有二議員との朝食会が行われまして、そちらに参加しました。また自民党の主催のパーティがありまして、そちらに参加して高村議員や佐藤ゆかり議員といった方たちと交流を持たせていただきました。あとは福島みずほ社民党党首との朝食会の企画を担当させていただいております。

【関口氏】私の場合も、朝食会や懇親会の企画がメインです。これまでに国会議員の先生との朝食会を2つ企画しました。1つ目が民主党の金子洋一参議院議員、この方は経済のスペシャリストでして、経済という観点から「弁護士がどういう関わり方ができるのだろう」というところを語っていただきました。もう1つが弁護士として活躍なさった後、衆議院議員になってご活躍なされている自民党の山本有二先生の朝食会も、企画させていただきました。あとは各政党単位での朝食会にも参加して、その記事も弁政連ニュースに書かせていただいております。朝食会をやっていて思うのは、政党単位の朝食会は、日弁連が日弁連の政策を各党の国会議員の先生に一度にまとめてアピールする機会になっていて、個々の国会議員の先生にお話しいただける時間は3分あるかないか、というのが実情です。これに対して、企画委員会が設けた、政党単位ではなく、個々の国会議員の先生の朝食会ですと、お招きした先生に、短くても45分はご自身の所信をお話ししていただけます。そして、20~30分は質問・要望という形で、朝食会に参加した弁政連のメンバーから「弁護士業界はこのような課題を抱えているのですが、どのようにお考えでしょうか?」、「この課題については、ぜひこうして欲しい。」、逆に、国会議員の先生からも「弁護士の先生にはこのように動いて欲しい。」という提案がなされるので、深い会話が出来るのが特徴です。

【出井幹事長】確かに日弁連・弁政連で政党単位でやる朝食会は議員さんが話す時間って、3分とか5分とか、5分あればいい方ですよね。そういうことなので、そういうところでやはりまさに突っ込んだ話をお互いにするというのは大事でしょうね。

【柳楽編集長】ところで、東京本部では都議会議員とか区議会議員という自治体議員に関して何か企画を立てたりしないんですか?

【関口氏】少なくとも私が弁政連に入ってからは、都議会・区議会議員との朝食会・懇親会はまだやっていませんね。

【出井幹事長】先ほど福島それから広島からお話があったように、自治体の議員との交流というのもけっこう大事になっています。そこはだから東京本部の方も取り組むべきかと思います。

【小川広報委員会副委員長】あとは、先日首長との連絡協議会をたしか企画委員会の方でやられたようですね。それ継続的にやるような方向にはなっているでしょうか?

【関口氏】全国弁護士市長会のようなものですね。

【小川広報委員会副委員長】ええ、それで尚かつ職員にも積極的に弁護士を採用していくムーブメントを広げようというお話がされたというように伺っているのですけれど。

【関口氏】そのとおりです。前回は明石市の泉房穂市長にお越しいただきました。泉先生が市長になられてから2年という短い期間に5人も弁護士を採用されました。その他にも社会福祉の専門家でありますとか様々な専門家を行政機関に採用して、行政の専門性を向上させ、ひいては市民の権利の実現に寄与しようという動きを全国に広げていこう、と。その時、尾崎純理先生も参加されていて、尾崎先生が「一万人の弁護士を行政機関に送るんだ」という話をなさっていたのが印象的でした。

【小川広報委員会副委員長】何かそういう市長連合的なものと弁政連とのタイアップもしくは懇談みたいな企画が継続されればよいと思います。

【出井幹事長】本当はそこは日弁連でやらないといけないところかも知れないですね。

【小川広報委員会副委員長】まあ日弁連が動かないと弁政連が動くところかも知れないです。


弁政連活動を通じて感じていること

【出井幹事長】それでは、皆さんが弁政連活動を通じて感じていること、考えていること、それを伺いたいと思いますが、松山さんお願いします。

【松山氏】活動歴が浅いので抽象的な事しか言えないのですが、山本有二議員との朝食会に参加してなにより驚いたのは、政治家の方の熱弁を振るう説得力といいますか、弁護士もある程度人を説得する力が必要と思いますが、その何倍ものパワーを政治家の方は持っていらっしゃるのではないかなと感じたんです。松山氏弁護活動とは違うフィールドの人の話を聞く機会があるというのはすごく貴重なことだと思います。そして、それに参加するというのも自分の弁護活動とは直接は、もしかしたら関係ないのかもしれませんけれど、政治家の活動である立法によって人が助けられるということもありますから、「法で人を助ける」という弁護士と同じ目標をもつ政治家の方の話を伺うことは、全く関係がないわけではありません。なのでそういった政治家の方の話を伺う機会があるんだったら、これからも積極的に活動したいなと思いました。あと、朝食会に出るようになって私自身変わったことがありました。新聞の政治面をちょっと気にかけるようになったんですね、自分自身、政治に対する興味が以前に比べたら強くなったと思います。今の若い方は政治に対して無力感を抱いているというか興味が無い方が多いですよね。これはすごくもったいないことで、生活していく上では政治というのは切っても切れないじゃないですか。消費税にしても社会保障にしても。なので、もっと若手の方にも政治に興味を持っていただきたいですし、そのきっかけが、例えば政治家の方から直接話を伺える機会があるんだよということを、私が紹介することで皆さんが政治に興味をもっていただけるのであれば、どんどん広めていきたいなと思っています。

【出井幹事長】では関口さん。

【関口氏】私と期の近い先生方と、ロビイングを勉強して、例えば朝食会についても、もっと戦略的に開催順を考えていけばいいのではないかという話をすることがあります。海外、特にアメリカですとロビイストが専門家として存在して、彼らは報酬も取ってその仕事をしていて、ロビイングの専門の本も出ているわけですけれども、日本でそのような存在が浸透しているだろうかというと、そうではないと思います。ただ、実際に難しいのは、月1回の会合で、戦略的に継続的に企画を立てていくとすると、企画に時間的に注力できる人間を据えておかないと難しいと考えています。



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