弁政連ニュース

クローズアップ〈座談会〉

弁政連支部活動の成果と
新たな展開(3/6)

~若手ともに地域社会のニーズに応える~

神奈川支部―若手会員と共に―

【鈴木幹事長】緒方先生、有り難うございます。

それでは、杉﨑先生、神奈川支部について伺いたいのですが、神奈川支部は平成16年に設立されておりまして、設立当初から活発な活動をされていますが、活動の推移等も含めまして、お話し頂けますでしょうか。

杉﨑神奈川支部長

【杉﨑神奈川支部長】私は神奈川支部長としては3代目になります。支部を設立した頃は、会員の方からは、弁政連の活動とは議員の手足となって選挙を手伝うようなものという誤解が強く、何で弁護士がそんな活動をしなければならないのか、という雰囲気でした。そこで今までの支部長の時代は、「そうではない。」ということで、立法への働きかけがいかに必要か、大切かということの認識を会員に深めてもらうための活動に力を注いでおりました。「明日へ」という支部の広報誌の発刊も、弁政連の「立場」と「位置」を理解して戴くためのものでした。

当初は、弁政連に入会し活動を担って戴ける会員ということになりますと、どうしても役員を経験した方ということに成りがちな面がありました。弁護士会の役員を経験する中で、立法への働きかけがいかに大切かということを初めて実感できるからであります。しかし最近では、若手の会員に多数弁政連に入って戴いて活動して貰うということでなければ、尻つぼみになってしまうということから、若手会員に魅力を感じて貰うにはどうしたら良いか、という観点からの活動にも力を注いでおります。神奈川支部では、平成21年に台湾旅行(裁判所等視察)、22年にベネチア旅行(裁判所等視察)、23年には被災された東北3県に参りまして、風評被害にあっている酒蔵等を巡って参りましたが、これらも若手会員に魅力を感じて貰うための企画の一環でした。それから市議会議員との懇談会、懇親会や千葉景子元法務大臣の講演会なども開催致しました。参加して貰った若手会員にアンケートをとりましたところ、「今後このような会が企画されれば、もっと仲間を誘ってまた参加したい。」という回答が100%でした。若手会員の大きな関心事は、「職域拡大」ということであります。市民の方が最初に頼るのは、弁護士事務所よりもまず身近な市議会議員の先生なんですね。議員の先生は仲人を沢山されていたり、地元の名士だったり、そういうことから後援会の方の相続問題、離婚問題については、まず市議会議員の先生が頼られる。懇親会では7~8名の方が一つのテーブルになりますから、会員の住所と議員の先生の選挙区を考慮して同じテーブルに座って貰いますと、自然と名刺交換や自己紹介がスムーズに出来まして、親密な関係になり、若手会員にとっては職域を拡げて行く上で、大変有意義な場になっております。

神奈川支部では、今年も支部会員の為の旅行会を計画しております。実は裁判官や検察官を定年退職し、横浜弁護士会に入会される方が多いのですが、今年の旅行は、この退官後入会された会員と若手会員との接点の場を作ろうという狙いがあります。どういう事かと申しますと、退官された先生は事務所も自宅の方が多く、会務を通して知り合った会員というのも比較的少ないと思われますので、そこでその退官された先生をお誘いして旅行に一緒に行って戴き、部屋も若手会員と一緒になるように組み、親しくなって戴いて、いずれ機会があれば若手に仕事のお手伝いをさせて戴いて、今まで退官された先生が培われてきた法曹経験を身を持って直接若手会員に教え、伝えて戴くということのキッカケになることを考えております。これも弁政連が、若手会員にとって魅力あるものになるように、ということの試みであります。

こういった試行錯誤の中で、神奈川支部の中でも、50期代で求心力のある2人の会員が育ってまいりました。市議会議員との懇談会などの呼び掛けの中心になってくれていますし、国会議員のパーティーにも熱心に行ってくれております。国会議員のパーティーについては、支部会計の中からチケットを2枚購入し、弁政連会員が1人ともう1人は弁政連の会員でなくとも若手会員に声を掛け、一緒に連れて行って、若手会員に直接肌で政治の場を感じてもらうという工夫もしているところであります。


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