弁政連ニュース

クローズアップ〈座談会〉

弁政連支部活動の成果と
新たな展開(2/6)

~若手ともに地域社会のニーズに応える~

広島支部―支部長をお引受けして―

【鈴木幹事長】それでは、早速ですが、広島支部長の緒方先生、広島支部の活動について、お話し頂けますでしょうか。

緒方広島支部長

【緒方広島支部長】私は、支部長をお請けするに当たって、各地域の独自性を発揮して、弁政連的な自由な動きができないかということを散々考えました。地方議員は条例を作ることができるじゃないかと、我々は良い条例を作ってもらおうじゃないかと。例えば、自転車事故が多発している、保険制度が充実していない、少なくても広島だけは、何らかの条例という形で少しでも良くできないだろうか。教育の現場にいわゆるモンスタークレーマーがかなり来る、教育現場の先生方が疲弊する。病院にもモンスタークレーマーが来て医療現場が荒れる。そういうモンスタークレーマー問題についても何か条例的な対応ができないか。国会議員の皆さんを支えているのは市町村議会議員なんですね、選挙になった時に。そこで、より身近な地方議会の議員の方々とより深く親しくなることによって国会議員の先生方とももっと親密になれるのではなかろうかと。

こういう様々なことを考え、現実にその関係者と個別に話を聞いたり会ったりして参りまして、その結果、今まで気がつかなかった、我々は机の上だけで理念的に考えていただけではないかと反省させられることが沢山ありました。こんなことから、我々は機動力を持たなければいけないということで青年部を作ることにしました。この前の理事会で青年部を作ろうと。なぜ青年部が必要かというと、5年未満の人は会費をとらずにたくさん参加してほしいという呼び掛けをしているのですが、単に腰掛けで参加してもらうだけではなくて、現実に動く、動くことに面白さやメリットを感じるという企画を青年部で独自に考えてそれを実行に移していこうということです。

そこでまず手始めに、民主党さんと自民党さんの方に5人ずつぐらいで、懇親会をやりませんかという事で動き始めたところ、「いや、実はこういうことがしたかったんだ」と若手の政治家の方からも非常に強い反応があって、それから少しずつ進めながら民主党の広島県本部に公職選挙法のお勉強会をしませんかということを申し入れたところ、その青年部の担当弁護士が「先生、大変なことになりました」「どうしたの?」「5、6人くらいでちょこちょこと思ってたところ、民主党議員の研修セミナーで講師をしてくれ」と。「70~80人で労働組合も呼んで、なんかすごい人数になりそうなんです」と。それはいいじゃないかと、そこからまずさらに広げてやろうじゃないか、ということで非常に反応がいいんです。それから自民党さんの方は今若手と打ち合わせしながらまた申し入れをしていく。

意外と自分たちが思った以上に弁護士とアクセスをしたい、そして親しくなりたいというのが非常に強いです。その結果、選挙の時に選挙の前約120日ぐらいから、各政治家はみんなもう選挙運動を本格的に始めるわけですね。その頃からもうそれぞれの担当弁護士を決めて、「何かあった場合には24時間体制で携帯で連絡をください、すぐ反応します」という体制を作ろうと。公職選挙法に抵触するかしないかという判断もすぐその場でリーガルサービスをしようと、そして、選挙事務所にはたいがい生活相談や法律相談の人が結構来るんです。その場合にはその担当者の弁護士がすぐ対応すると、これを定着させていこうということで今少しずつ段取りを組んでいます。

それだけでは、まだなかなか若手は恐る恐るということになる可能性もあるので、やはり条例を作るという本来的な法律の世界もあれば、我々が通常の事件で矛盾を感じている様々な出来事を素材にして、県や市の担当者、あるいは県警の担当者の人、市のいろんな担当者の人、あるいはその議員と具体的な勉強会ができる訳ですね。

そのことによって、今度は医療現場や教育現場に弁政連としてまた入っていける。とにかく弁護士会の業務対策委員会ではなかなかしにくい業務対策を実質弁政連がやっていこうということを合言葉に、若手も今盛んに動いておるという状況です。まだその中での経験もいっぱい出て来ましたので、また取りまとめて申し上げたいと思いますが、だいたいざっくりいうとそんな感じです。


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