弁政連ニュース

クローズアップ〈座談会〉

若手企業内弁護士大いに語る
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キャリアパスのイメージ

【鈴木幹事長】皆さんは今後どういう進路をお考えですか。弁護士として。

【森田氏】私は正社員で管理職になったこともあり、転職は今のところ全く考えていません。今の当面の目標は法務部を立ち上げて盛り上げていければと思っています。

【鈴木幹事長】鈴木さんはどうですか。

【鈴木氏】私は今の業務を担当して3年経ったので、もう少し違った内容の業務を担当して自分の幅を広げたいと思っています。ただ、中長期的には自分のキャリアパスをどう描くのかというのは、インハウスの悩みどころではあります。

【鈴木幹事長】熊野さんはいかがでしょうか。

【熊野氏】私の場合は、会社の法務部がもう少し人数が増えるなり、認識が上るなり、もう少し明確に変わったなという実感が持てるまでは少なくともいると思います。

【鈴木幹事長】内田さんはどうですか。

【内田氏】私は多分、インハウスでやっていくと思います。法務部門の業務の幅は驚くほど広くて、もっと自分の視野や知見を広げて問題意識を深めたいです。もし外に出ることがあるのであれば、会社内部にいては得られないものや専門性を身につけるために事務所や官公庁へ行くこともあるとは思うのですが、インハウスに戻って、より責任ある仕事をしてみたいと思っています。

インハウスの魅力

【鈴木幹事長】皆さん色々な立場で未来を見据えて活躍されているのが良く分ったのですが、最後にインハウスの魅力を教えていただければと思います。

【森田氏】魅力はやはり生のビジネスを見られるとか、こうやって会社内で意思決定されるのだなというのがリアルに分るというところが魅力でしょうか。大きい会社ですとそこまで分からないかもしれませんが、当社の規模の会社ですとそうことが分かるというのは1つの魅力だと思います。

【鈴木氏】やはりビジネスジャッジをするという、自分で当事者としてリスクテイクするというところです。ビジネスローヤーとして、外部とはちょっと違う。単なるサラリーマンともちょっと違う。専門家としてリスクテイク、ビジネスジャッジをしていく、専門的知見を活かしてというところが魅力なんじゃないかと思っています。

【鈴木幹事長】熊野さん、後輩も入られたということですが。

【熊野氏】はい。身の引き締まる思いです。一緒になってこの事業を守ったとか、今この商品があるのはみんなで頑張ったお陰のようなケースもありますので、成果を実感しやすく、シンプルにおもしろいというのがあります。自分の年齢のことを考えますと、普通に大卒で入社した場合に比べると、ずっと上の人にものが言えたり、大きい案件にタッチすることができたり、そういう意味ではありがたいし、それがやりがいかなと思います。

【鈴木幹事長】内田さんは一生インハウスかなとおっしゃっていましたが。

【内田氏】会社では基本的に後処理の案件が殆どなく、新しいサービスをしようとか、今素晴らしい商品・サービスを日本に広げようと前向きな案件が多いです。自分の仕事が社会に還元されて、喜んでくれるお客さんがいるというのはものすごく励みになるし、やりがいだと思います。

【鈴木幹事長】インハウスロイヤーの皆さんのご活躍とますますの普及に期待しています。今日は本当にありがとうございました。

(平成24年1月31日於霞が関弁護士会館)

(平成24年1月31日 於霞が関弁護士会館)


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